政策・ビジョン

憲法に対する考え方 自主憲法が必要だ 2009年6月

 現在の日本国憲法は、1947年5月に施行されました。敗戦後の日本をどういう国にするのか。導くのか。当時、我が国を占領していたGHQが主導して策定された憲法です。

 それから60年以上が経過し、時代に合わなくなったから、憲法を変えるべきだという議論を耳にするようになりました。私はこの議論には賛成できません。なぜなら、憲法は、その時代に合わせるものでは、決してないからだと考えるからです。次の時代、これからの国家のあるべき姿、方向性を、主権者である国民が、立法、行政、司法の三権に対して示すものであるからです。

 現行憲法によって、敗戦後の日本は進むべき方向性を示されました。国民主権、人権の尊重、平和主義がその柱です。戦前の我が国と大きく姿を変えた国家となるよう、方向性が示されたといえます。

 現状はどうか。この3つの原則はほぼ満たした国家となったのではないでしょうか。そそれをふまえつつ、我が国がこれからさらに飛躍していくために、進むべき方向性を国民全体で議論し、憲法として制定しなければならないのではないでしょうか。

 例えば国際貢献のあり方。世界第2位の経済大国として、世界で我が国が果たすべき役割があるはずです。その中で、自衛隊の役割も見えてくるでしょう。中国の軍備増強、北朝鮮の核開発など、周辺の状況を勘案して、自衛という概念をきちんと持たねばならないでしょう。

 一方で、環境に対する態度をどうするのか。国民が快適に暮らす権利としての環境問題。そして、世界に冠たる環境技術を有する国家として、地球全体の環境問題に対する我が国の姿勢。

 こんなことを主権者である国民が憲法できちんと定め、それに基づいて、三権がきちんと仕事をしていく。そのためにも、日本国民自らが議論し、我が国の方向性を示すための憲法がどうしても必要だと考えます。


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