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郵政民営化法案が衆院通過
〜新たな政界再編の芽を感じる〜

 郵政民営化法案が5日、衆議院で可決されました。わずか5票差というきわどい決着でした。いわゆる派閥の内部からも、賛成する人、反対する人、欠席する人と対応が分かれ、かつての派閥の締め付けがきかなくなってきていることを示しています。新たな政界再編の芽を感じさせる結末でした。

 なぜかというと、かつては、自民党と社会党が与野党の対立軸で、保守か革新か、資本主義か社会主義かという色分けが出来ていました。現在の自民党と民主党は、両党とも保守、資本主義を標榜し、対立軸が分かりにくくなっています。これが、国民の皆様から、政治への興味を奪っている一因ではないかと考えています。

 私は、これからの対立軸は、「大きな政府」を目指すのか「小さな政府」を目指すのか、になっていくだろうと考えています。そして、「小さな政府」を目指すべきであるとも考えています。

 高度成長を続けてきた時代には、いわゆる「護送船団方式」に代表されるような、政府の施策、そして公共事業によって、発展を続けてきました。いわゆる「大きな政府」でした。

 そして、その政府は今、あらゆる面でいきづまりを見せています。右肩上がりの経済は終わりを迎えたならば、官もそれに合わせて、小さな政府を目指していくべきでしょう。「民間にできることは民間に」をやってもらわなければ、政府が破綻してしまう時代が到来しているともいえます。

 その意味で、郵政民営化法案は、小さな政府を目指していく先駆けともいえます。言いすぎといわれるかもしれませんが、郵政法案の賛成者は小さな政府、反対者は大きな政府を目指しているとも考えることはできないでしょうか。そのため、自民党内で、賛否の分かれた今回の法案は、新たな政界再編の一歩になるのではないかと、私は考えるのです。ご意見をお待ちしております。


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