02月 イラク出張

テロ組織ISILとの戦いの最前線の国であり、相次ぐ繊細からの復興を進めている最中でもあります。
日本にとって中東の安定はエネルギー安全保障の観点からも、非常に重要な地域であり、中東の安定に貢献することは、国益に直結していると考えております。
イラク新政権は過去の対立を乗り越え、シーア、スンニ、クルドなどなど一体となって進もうとしています。
バグダッド滞在中、国会関係では、ジュブーリー国民議会議長ら各会派の代表と意見交換。
また、政府関係では、ズィーバーリー財務大臣、ハイラッラー外務次官と会談しました。

会談においては、シリアにおける邦人人質殺害事件に際してイラクから日本への強い連帯が示されたことに対し感謝し、日本が行っている人道支援、非軍事的分野での支援は、今後も不変であることを伝えました。
このような支援がイラクの政治的安定、治安改善、経済発展を生み出すことを期待しています。
具体的支援として、イラク国内の難民・避難民に対する国際機関を通じた総額約9千万ドルの人道支援、イラク中南部を対象とした電力セクター復興事業、クルディスタン地域を対象とした下水道整備事業の2件の案件への新規円借款の供与方針(計約8億ドル)を説明しました。

イラク側からは、先般の事件に対する弔意が表明されるとともに、我が国へのイラク政府及びイラク国民の連帯が改めて表明されました。イラク側からは、さらに、テロに屈しないとの日本の立場はイラクをはじめ各国から敬意をもたれており、事件の苦しみを乗り越えて引き続き人道支援などの非軍事支援を継続していくとの日本の方針は高く評価されているとの発言がありました。
更に,日本企業に対する期待感も高く、国内治安情勢やビジネス環境の整備に取り組んでいくとの話でした。
翌日、南部の港湾都市バスラを訪問し、日本の協力で初めて修復なった港湾の完工式に出席。日本の中東政策、テロ対策に関するスピーチを行いました。
まだまだ厳しい状況下ではありますが、着実に復興に向かっていることを感じたイラク訪問でした。引き続き、中東担当として全力を尽くしてまいります。

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